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2011年11月

2011年11月28日 (月)

069 落ち葉色の東京

Dscn980411月も下旬になると、イチョウの葉が落ちて、

東京は黄色の絨毯を敷き詰めたようになる。

一番有名なのは神宮外苑のイチョウ並木で、

この時期、絵画館へ通じる並木道へ一歩足を踏み入れると

とってもオシャレな気分になるものだ。

次に有名なのは上野のお山だろうか。

いつだったか、この季節に展覧会を見に行って、

東京都美術館へ通じる道に入ると、そこは一面のイチョウ色。

実にきれいなのだが、困ったことに、

潰れたギンナンの匂いも物凄くて、

道行く人は口々に「臭いね」と言い合っている。

そんな、ギンナン臭プンプンの道に小机を出して、オジサンがギンナンを売っていた。

よく見ると、机には小さな文字で張り紙が。

「このギンナンは匂いません」。

え~~、こんなに臭いのに~~!説得力に欠けるオジサンだが、なんか可笑しかったなぁ。

さて、今日の作品はEnrica Drayさん作のMinaをイチョウ色で折ってみた。

Dscn9703  Dscn9705  Dscn9706

警察のマークに見えなくもないなぁ…と思っているのは、私だけかしら~?

Dscn9745  Dscn9790_2  Dscn9896_2

角度によって、作品の見え方が全然違うのも、ユニット折り紙のお約束、ですね。

イチョウの季節が過ぎると、そろそろ秋もおしまい。

冬の足音がだんだん近づいてきたね。

今夜は冷えてきそうだから、温かい鍋料理でもしようかな。

じゃ、またね heart04

2011年11月23日 (水)

068 デコレーションボックス 1

02b68回目の今日は90度ユニットの三回目。

以前、お知らせした14個連結のオブジェをご紹介しよう。

題して、デコレーション・ボックス

ユニット折り紙の世界には、箱を連結させて

大きな作品を作る手法があって、そういう作品は

よく、デコレーション・ボックスと呼ばれている。

今年は気分が乗ったので、3つ作った。

←こちらはクリスマス・キャンドルの足元を飾るための作品。

表と裏でちがう雰囲気にしたかったので、

全部で9色を使って、色味を変えている。

用紙サイズは7.5×3.75cm。ユニット数は168個。

作品の直径は約24センチである。

shine

90度ユニットの記事はもう三回目なので、詳しい説明は控えて、写真でお楽しみいただくことにしよう。

soon 初めてご覧になった方は、64回の『箱にするぅ~』に詳しい作り方説明が、

また65回の『箱にしよぅ』にはアレンジを載せておりますので、合わせてご覧ください。

Dscn9694_2  Dscn9324  Dscn9392a_2 

左:使用した9色の折り紙。 中: 連結する前の箱。 右:こんなふうに箱を連結している。

01

←左が、トップの作品↑を裏返した時の

反対側の面。色味をガラッと変えたので、

一見すると、別の作品のようで面白い。

その日の気分やキャンドルの色に合わせて

A面とB面を使い分けることができる。

shine

65回でご紹介したアレンジでも

これと同じように連結して、

デコレーションボックスを作ることができる。

アレンジの場合は、紙を折り返す関係で、

ユニットを挟む深さが5ミリくらいしかなくて

外れやすいので、14個も連結するのは大変だが、そのうち一度、チャレンジしようと思っている。

その日が来たら、また皆さんにご紹介しよう。

70回目にはクリスマス・カラーのデコレーションボックスをご覧いただく予定だ。

お楽しみに、ね heart04

2011年11月21日 (月)

067 戸をたたく

01_2我が家の前の道は通学路になっていて、

午後の3時過ぎになると、ランドセル姿の小学生が

元気よく下校してくる。

習いたての歌なのか、大声で歌いながら来る子供、

じゃんけんに負けて、ランドセルを5つも持たされている子、

笛を吹きながら来る子も、必ず一人はいる。

庭仕事をしながら、そんな子供たちの様子を見ていると、

果たして今日もやってきた!

バ~カ!ば~かッ!と大声で言い合う四、五人の男子である。

待ってました!Unit funはこの手の男子が大好きだ。

だって、子供っぽくて、いいじゃない。

道を歩きながら、バ~カッって叫び合うなんて、

子供の特権を最大限に発揮している。可愛くて、笑えるのだ。

0230_2ところが今日は事件が起きた。

バ~カ!ば~かっ!をしばらく繰り返した時、

後ろの方から同じクラスの女子なのか、大声で一喝した。

「やめなさいよ、バカねannoy

言われて男子はシュシュラシュ~~ンsweat01

Unit funが驚いたのは次の一言だった。Dscn6922_2

「世間が見てるじゃないのthunder

この時、このバ~カ合戦を見てたのは、箒を持って、つっ立ってる私だけ。

世間って、あたしのこと?

10歳くらいでもう世間を意識する女子vs子狸みたいに屈託なくじゃれる男子。

子供の世界って、ホントに面白いね。

04庭で落ち葉を掃きながら、色づいたもみじを見て、この作品を折ってみた。

布施智子氏の手まり桜30枚組である。03

左はトップの作品の先端を折りこんだ形。

二つ目の写真は、花びらの部分に白い別紙を、

右は黄色の別紙を入れた作品である。

深まりゆく秋の午後、今日も平穏に暮れそうだ。

戸を叩く狸と秋を惜しみけり  蕪村

さすがは名人、いいこと言うねheart04

2011年11月17日 (木)

066 風吹き朝顔

01_top季節はずれな話題で恐縮だが、我が家ではいまだに

朝顔が咲いている。濃いピンクの星型朝顔で、

夏の間はゴーヤのカーテンに埋もれるように

生えていたが、秋口に、ゴーヤを取り払うと

待ってましたとばかりに元気になって、

次々と花を咲かせ、種もどんどん作っている。

今日は寒波が到来して、北海道の内陸部では

大雪が降ったというが、東京は小春日和。

この記事を書いている部屋の温度は25.6度だ。

そういう暖かさのせいで朝顔も咲き続けることができるのだろうか。

普段なら、秋には秋の草花を植えるのだが、

こうも元気に咲き続ける健気な姿を見せられると、どうにも応援したくなって、引っこ抜けない。

もう、こうなったら、最後の花が枯れるまで、02_2

最後の種ができるまで見守ってるから頑張ってshine~という気持ちになる。

04というわけで、今日は健気な朝顔さんを記念して

布施知子さんの風吹き朝顔を折ってみた。

星形のくぼみが我が家の朝顔を彷彿とさせる。

クラフト紙のブロックメモで作ってみたら、

想像したより、ごっつくて、がっしりした風貌になった。

朝顔というより、岩石みたい、ぷぷ coldsweats01sweat01

ユニットはどれも30個。

出典は布施知子著の『ユニット折り紙ファンタジー』である。

shine

【追記】

先日、064『箱にするぅ~?』でご紹介した90度ユニットを、

ユニット折り紙の仲間の皆さんもお作りになって、ブログにアップされました。

皆さん、とても個性的なので、ぜひ、ご覧くださりませ~~heart04

soon ともさんの超カワイイ作品。「どうしたん?」というくらいラブリー爆発な大作「16個連結shine

soon konohaさん英字新聞で作ったshine「90度ユニット」。オシャレで都会的な仕上がりです。

【追記の追記】

soon konohaさんがまたまた新作をアップした。

今度は、スーパーのチラシで作った90度ユニットの二連結。

(勝手に)題してheart03「お前さん、行かないでおくれ。離れられない二連結」

皆さま、どうぞ、じゃんすか、ご覧あれ scissorshappy01

2011年11月14日 (月)

065 箱にしよっ! アレンジ

6501_top65回目の今日は、前回に続いて

90度ユニットのアレンジをご紹介しよう。

アレンジと言っても、とっても簡単で、

前回の90度ユニットにひと手間加えるだけ。

それで、左のようなラインを作り出すことができる。

単色でもいいし、色どり豊かに組んでもいいし、

お好み次第でいろんな表情が作れるのが楽しい。

また、紙の表を使うか、裏を使うかでも、

意外なくらい、まったく別の印象になる。

それでは、やってみましょうか。

shine

6502 6503 6504

左)縦横比が1:2の紙を用意して、中央に折り線をつけたら、中・右)折り合わせる。

ここまでは前回と同じ。

65056512

左)ここでひと手間。折り合わせた白い部分を少し折り返すと~、ね、色が登場。

それを折っていくと、右のユニットが完成!色地に白のラインが利いたユニットができる。

紙を裏返して使えば、逆に、白地に色のラインが利いたユニットになる。

soon 基本の折り方は前回と同じなので、64回の『箱にするぅ~?』を参考にしてね。

6515 6521 6520

左)組み立て途中。中)単色だと、こんな感じ。

右)ユニットを差し込むスペースが狭いので、danger 組み立て中、外れやすいので、ご注意。

6517_3 6518 6519

左と右)白地に色のラインを見せた作品。中)色地を見せた作品。

同じ色の折り紙を使っているのに、全然違う印象になるところが面白い。

箱単体でもよし、合体してもよし、色使いも自由自在。

いろんな遊びができる、この90度ユニット、ぜひ、皆さんも楽しんでみてね。

soon ココログの折り紙仲間のkirschbluteさんが、90度ユニットの箱(シンプル)を発表されました。

ぬくもりを感じる、温かみのある色合いで素敵。ぜひ、ご覧ください。→作品はこちらへ

ようやく14個連結のオブジェが完成したので、近日中にご紹介しましょう。

それでは、お楽しみに、ね happy01heart04

2011年11月10日 (木)

064 箱にするぅ~?

C19ブログの右側に、資料箱という名のアルバムがあって、

ちょっとした作品の写真をお見せしているのだが、

先日来、「資料箱の中の四角いものは何ですか?」

というお問い合わせをいただいているので、

今日はそれをご紹介しようと思う。

作品名は90度ユニット

名前の通り、90度=立方体を作り出すユニットである。

ユニット3枚で、角を1個作り出す。立方体に角は8個あるから、

ユニット3枚×8個=24ユニットなのだが、

ユニット1個で二ヶ所の角に使えるので、

24ユニット÷2=12ユニット。

立方体を一つを作るには12ユニットが必要になる。

ユニットの折り方はとっても簡単なので、12個作るのも造作ない。

縦横比1:2の紙を12枚用意して作ってみよう。

A01_2 A02_3 A03

左)中心線に合わせて折り、中)裏返して、角を折る。右)対角線をきっちり押さえる。

clip この対角線が立方体の辺になるので、正確に折ってねshine

A05_2 A06 A07

左)対角線を折る。中)裏返して、右)右上の三角を開く。

A08 A09_2 A10

左)開いた部分を図のように折り、中)反対側も同じように折ったら、右)完成!

B11こうして、ユニットを12個作る。C01

一色でシンプルに作ってもいいし、色を組み合わせても綺麗だ。

組み方もいたって簡単。隙間に差し込んでいくだけで、

しっかりと形ができあがる。

では、組み立てスタート!

B12 B13 B14

左)青の隙間に緑を差し込んで、角を合わせる。中)同様に、緑に白を、白に青を差し込むと、立方体の角が一つ出来上がり。

B16_2 C24 C25

左)これを8ヶ所繰り返せば、立方体の完成である。

この90度ユニットの箱は、飾る以外にも使い道はいろいろあって、

ビニール袋に入れたお菓子をこれに詰めて、チビッ子にあげたら、とても喜ばれた。

Unit funとしては、指輪の箱なんかが入っていたら、最高に嬉しいんだけどなぁ~~

中・右)組み立て途中で、2個を連結させると、あらッ、合体しちゃった~heart04

この合体技を繰り返すと、かなり豪華な作品になる。

クリスマス用の14個連結を製作中(完成品はこちら)なので、近日中にご紹介しよう。

次回は、この90度ユニットに

ちょっと飾りをつけたアレンジをお見せしようと思っている。

秋の夜長、皆さんもぜひ、この90度ユニットで楽しんでみて、ねheart04

2011年11月 8日 (火)

063 照る山

24_3note 秋の夕日に照る山もみじ……

この歌を小学校で習ったという方は多いと思う。

かく言う私も小学校で習ったが、

その時、どういうわけか、

言葉の切る個所を間違えて

「照る山」という名の山が

日本のどこかにあるのだと思い込んでいた。

あ~きの夕日に(吸って~)、照る山もみじ(吸って~)

たぶん、息継ぎの関係で、そうなったのだろう。

音楽の先生が「この歌は大変有名です」とおっしゃったので

家に帰って「照る山はどこにあるの?」と大人たちに

尋ねて回ったが、誰も知らないのに驚いたものだった。

思えば、小学校低学年の頃は混乱の真っただ中だった。

「ふるさと」という歌では、ウサギはおいしいのだと思っていたしDscn9999

選挙になると、五千円くださいと叫ぶと思っていた。

君が代の「さざれ~」は私の知らない「さざる」という動詞の命令形だと思っていた。

高校に入って買ってもらった広辞苑で、一番最初に「さざれ」をひいて

それは命令形ではなく、「さざれ石」の意味なのだと初めて知った。

それが今では、言語関係の仕事をしているのだから、

人生とは不思議なものだ。

63回目の今日はそんな幻の「照る山」を思いながら

秋の夕日も織り交ぜて、もみじ色の正12面体を折ってみた。

読者の皆様に、日本の美しい秋をイメージしていただければ幸いである。

2011年11月 5日 (土)

062 バラのマークの…

0162回目の今日のテーマは包装紙。

お買い物をした時の包装紙、皆さんはどうしていますか?

およそ『紙』と名のつくものなら、お札とトイレットペーパー以外、

折り紙からガムの包み紙まで、材料になる紙なら、

何でも折ってしまうUnit funは、もちろん包装紙も使う。

今日はそんな包装紙を使って、お気に入りの形をご紹介しよう。

左の作品の正式名称はスパイクド・ペンタキス・ドデカヘドロン

長ッ!しかも、分かり難い外国語。

Unit funは漢字で書けない言葉は苦手なので

平たく言うと、もっこりした星形でできた正十二面体である。

上の写真をご覧いただくと、ね、真ん中に星の形が見えるでしょ。

どの角度からも、この星の形がきれいに見える立体なのである。

ブログを始めた頃、この形を一度、作ってアップしたことがあったが

紙のサイズが小さすぎたのか、綺麗にできなかった。

今回はその雪辱戦である。

02 03 04

左の形をしたユニット↑を真ん中の写真のように組んでいる。

模様のついた紙は、バラのマークで有名な、ご存知、あの百貨店の包装紙。

藤色の紙は、note カステラ一番、電話は二番~のコマーシャルで有名なカステラ店の

包装紙である。包装紙は薄いわりに張りがあるので、折り紙に最適なのよ。

Sonobe013用紙のサイズは3.75×7.5cm。

ユニット数は30個である。

shine

さて、この「星の形で構成された十二面体」は

薗部ユニットでも作ることができる。

← それがこちら。

soon 作り方は2月19日の記事

薗部ユニットで作る五方十二面体』へどうぞ。

soon 薗部ユニット(簡易式)本体の作り方はこちらへ。

ぜひ、皆さんも、「もっこりした星ちゃん」を作ってみて、ねheart04

2011年11月 3日 (木)

061 町娘

00_top 折り紙のブログを始めて約八ヶ月、

今日で61回目の記事になる。

折り紙はあくまでも趣味なので、

ニコニコして作り、ニコニコしながら悩む。

何に悩むのかと言えば、たいていは配色である。

特に、今回のように、いろんな千代紙を使いたい時に

色と柄、そう、色合いで悩む。

色の組み合わせ次第で、作風がガラッと変わるから

時に、作風を変えないために悩み、

特に、作風を変えたいために悩む。

悩むのも趣味のうちなのだから、贅沢な悩みである。

その自分の配色の根源は何だろう…と考えてみるに、

どうやら、小さい頃からずっと見てきた歌舞伎のようだ。

子供の頃は家族に連れられて、一階の良い席で観ながら、話の筋を学んだが、

大学時代になると、安い三階席に陣取って、双眼鏡で衣装の柄合わせを研究した。

自身の着物好きも手伝って、それは楽しい作業だった。

01_2今日はそんな歌舞伎の世話狂言に登場する

商家の娘のイメージで、これを折ってみた。

布施知子さん作の両面かめのこ凹型切頂八面体である。

六角形と四角の組み合わせなので、

角度によって、全然違う形にみえるところが面白い。

←こちらは四角を上にして撮影した形。

shine

02_2←こちらは六角形を上にして撮影した形。96

一見した限りでは、別の作品かと思ってしまいそうだ。

中心に穴が開いているので、

角度によっては、こんなふうにも見える→。

一番上のTOPの写真も含めて、

4枚の写真はすべて一つの作品である。

この作品の詳しい作り方は、布施知子著の『ゆかいな多面体』に載っている。

shine

もう少し、色合いや千代紙の使い方が分かってきたら

今度は時代狂言をテーマに折ってみたい。

義経千本桜など、いかがだろうか。

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01 薗部ユニット

  • 168 薗部ユニットで作る五方十二面体
    ここの作品はすべて同じユニットで作られています。 組み方を変えるだけで、こんなにさまざまな表情を出せるなんて 薗部ユニットはやっぱり凄い。

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